オール電化住宅

ソーラー発電でエコ生活

オール電化のイメージ

オール電化とは

オール電化とは夜間電力やIHを利用したガスに頼らない家です。冬場の暖房を除けば光熱費は電気代だけになります。 給湯に関しては深夜電力でお湯を沸かしてタンクに貯めておき、日中はそれを使うことになります。 夜間電力割引を適用するということを前提にして、ガスでお湯を沸かすことなく電気代の安い深夜にお湯を作り貯めするのです。 そのため貯湯タンクの設置場所を確保する必要があります。またオール電化では調理にもガスを使いませんので、電気を利用して加熱するIHクッキングを使います。

初期コストと維持コスト

オール電化住宅の欠点は、電化製品であるので壊れやすいことです。もちろんガスでも壊れますが、寿命サイクルを考えると確実に電化製品の方が寿命が短いです。 しかし電気代のほうがガス代よりも安いので、トータルコストで考えなければどちらが安くなるのかは比較できないでしょう。 初期費用はガスに比べてオール電化の方が100万以上高くなります。この100万円を維持費・ガス代で取り返せるかといえば、今のことろは難しいかもしれません。 オール電化の平均寿命を10年とした場合、12ヶ月×10年ですので120月分、この期間のガス代で100万円以上かかる家庭はないでしょう。 維持費に関してはガスよりもオール電化のほうが手間もコストもかかります。つまりトータルで考えると、今の段階ではオール電化の方がトータルコストがかかってしまう、ということです。

ソーラー発電

注文住宅を建てるということで24時間換気システムのオール電化にするのならば、ソーラー発電は価値のあるものになるでしょう。 ソーラサーキットの家なら24時間電気を使用しますので、ソーラー発電があるだけで維持費を抑えることができます。停電したとしてもしばらくなら電気が使えるというメリットもあります。 しかしソーラ発電は初期投資がかさみ、その投資分を回収できるかといえば現在のところ、そうともいえません。残念ながら費用対効果は1.0以下と考えておかなければなりません。 ソーラーパネルは25年持ちますが、バッテリーやコンデンサーは5~10年しか持たないので、定期的なメンテナンスと部品の交換が必要になります。 トータルの費用だけで考えたら割高になってしまいますので、ここも後悔のない選択をしましょう。